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SOLUTION CASE

解決事例

A-1 自賠責での14級認定を前提とした140万円の提示から、裁判の結果12級を前提とした730万円を支払う和解が成立した事例

受任前 頚部痛、左上肢痛での自賠責保険後遺障害併合14級を前提に140万円の提示

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受任後 訴訟提起して12級を前提として730万円の賠償を内容とする裁判上の和解が成立した事案

 

依頼者  40代女性(主婦)

 

事故状況

依頼者が自動車を運転して交差点で赤信号に従って停止しているときに後続車に追突されたという事故

 

負傷部位/傷病名/入通院経過

首、腰、左腕 /頚椎捻挫、腰椎捻挫、左上肢痛/通院18ヶ月

 

事案の詳細

この依頼者の方は頚椎捻挫、左上肢痛を含む左半身の感覚障害等がなかなか改善せず、保険会社の支払い打ち切り後も健康保険で通院を継続し、事故から18ヶ月間通院された方です。受任前には保険会社の事前認定での併合14級の後遺障害認定を前提に140万円の提示がありましたが、納得できないということでご依頼を受けました。

通常のむち打ちよりも症状の程度は強く、特に左腕の痛みが酷くて家事も殆どできない状態だったので労働能力喪失率30%、後遺障害慰謝料500万円を求めて訴訟提起しました。相手方からの詐病の可能性があるという主張に対し、ご本人は痛みが強い左腕はいつも冷たい、ということで私が実際に触れてみると明らかに右腕に比べて体温が低下していました。懇意にしている整形外科医に相談してサーモグラフィー検査を受けたところ左腕の体温低下が客観的に裏付けられ、同医師よりCRPSの可能性を示唆され大学病院の麻酔科の専門医を紹介され診察を受けたところCRPSとの診断を得ました。この専門医の意見書と書面尋問、本人尋問の結果、裁判所から示された左上肢痛について後遺障害12級を前提として730万円を支払うという内容で和解が成立しました。

後遺障害等級

自賠責保険   併合14級

裁判所の判断  左腕について12級13号

取得金額

受任前の提示額                      140万円

↓    590万円増額

受任後の合計取得金額(裁判での和解)      730万円