C-3 受任前に後遺障害未認定で180万円の提示を受けた後受任し、被害者請求での12級の認定を受け総額800万円で示談した事例
受任前 後遺障害の事前認定をすることなく180万円の提示
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受任後 被害者請求により12級6号が認定され、その後示談が成立し被害者請求分も含め800万円を取得した事案
依頼者 60代男性(会社員)
事故状況
依頼者が同乗していた自動車が片側2車線の優先道路を進行し信号機のない交差点を直進していたところ、右側の枝道から交差点に進入した加害車両と衝突したという事故
負傷部位/傷病名/入通院経過
手 /左肘骨折/入院20日、通院4ヶ月(実日数28日)
事案の詳細
この依頼者の方は今回の事故で左肘を骨折し左肘の関節が曲がりづらくなっていました。保険会社からは、後遺障害申請の案内も特にないまま180万円の示談の提示がありました。ご本人は肘がうまく曲がらないのに180万円という金額は本当に妥当か、わからないということで相談に来られました。私は相談のときにご本人に関節可動域を測定して後遺障害の申請をすべきだとお伝えし、ご依頼を受けることになりました。
ご依頼後、関節可動域の測定結果を記載した後遺障害診断書を作成してもらい、さらに左肘の痛みによる日常生活や仕事への支障について詳細に聞き取って作成した陳述書を添付して被害者請求したところ、12級6号が認定されました。そこで、12級を前提として逸失利益と後遺障害慰謝料を算定し保険会社と交渉しました。ご本人が訴訟を望まれなかったこともあり、被害者請求で支払われた保険金を含めると800万円が支払われるという内容で示談することができました。
自賠責保険 受任時 なし
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受任後 被害者請求 12級6号
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示談内容 12級6号(自賠責と同内容)
受任前の提示額 180万円
↓ 620万円増額
受任後の合計取得金額(示談) 800万円