D-10 12級7号を前提とした受任前556万円の提示が受任後の交渉の結果1000万円での示談が成立した事例
受任前 大腿骨骨折について神経症状での自賠責保険後遺障害12級7号を前提に556万円の提示
↓
受任後 12級を前提として1000万円の賠償を内容とする示談が成立した事案
依頼者 60代女性(主婦)
事故状況
依頼者が歩いていたところ、前方から走行してきた自転車と正面衝突したという事故
負傷部位/傷病名/入通院経過
股関節/大腿骨骨折/入院2ヶ月、通院10ヶ月
事案の詳細
この依頼者の方は60代の主婦の方で、大腿骨骨折による股関節の機能障害と痛みを訴えておられました。相手が自転車なので自賠責保険の後遺障害等級認定自体はありませんでしたが、相手方の自転車保険で対人賠償を行う保険会社は医療照会の結果、自動車事故の場合の12級7号の関節機能障害であることを前提とした賠償の提示をしてきたということでした。そこで、提示額の556万円の提示が妥当な金額かわからないということで来所されました。
診断書等の医療記録を確認の上、12級7号という保険会社の判断自体は妥当でしたが、休業損害がそもそも計上されておらず、また傷害慰謝料、後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料も本来支払われるべき金額を大幅に下回るものでしたので、そのことを説明したところ、ご本人からきちんとした賠償を受けたいということでご依頼を受けました。
主婦としての家事労働についての休業損害を算定した上で、傷害慰謝料、12級を前提とした後遺障害逸失利益、後遺障害慰謝料を提示し交渉した結果、1000万円を支払う内容で示談が成立しました。
自賠責保険 受任時 12級7号
↓
示談内容 12級(自賠責と同内容)
受任前の提示額 556万円
↓ 444万円増額
受任後の合計取得金額(示談) 1000万円