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KNOWLEDGE

交通事故の基礎知識

交通事故の態様をめぐる争い~ 過失割合について

過失割合って?

交通事故では、過失割合が問題となることがあります。

過失割合とは、交通事故が発生したことについての責任が当事者のどちらにあるのか、双方にそれぞれ責任がある場合にはその責任の割合はどのくらいなのか、という問題です。

よく「追突だから10:0」とか言うのを聞いたことがある方も多いかと思います。これは、例えば赤信号で停止しているときに追突されたようなケースでは停止している車は事故を避けようがないため、事故が発生したのは追突した車の一方的な責任ということになるからです。

過失割合はどうやって決まるの?

交通事故には全く同じ事故はありません。けれども似たような事故のパターンというのはあります。全国で発生した多数の交通事故についての裁判での過失割合についての判断を東京地裁民事交通訴訟研究会というところが交通事故のパターンごとに分けてまとめた「別冊判例タイムズ全訂5版編『民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準』 第38号」という書籍が交通事故のパターンごとの基本的な過失割合とそれをどのような場合にどの程度修正するか、ということについて記載しており、過失割合が問題となる多くのケースで参考にされています。

過失割合が争われるのはどういうとき

過失割合が争われるのは、当事者双方の言い分が食い違う場合などです。

わかりやすいのは、例えば信号機のある交差点での出会い頭の衝突事故で信号機の色について、双方が青信号だったと主張しているような場合などです。その他にも、車線変更の際の衝突事故ではウインカーを出していたかどうかが争われたりいろいろなケースがあります。

過失割合を争う際に大切なことは?

まずは、弁護士が事故の状況を正確に把握することが不可欠です。

最初の相談の際に依頼者の方から事故の状況について詳しく聴き取るとともに、現場の状況についてはグーグルアースで確認しておく必要があります。また、ドライブレコーダーに事故当時の状況が録画されている場合には当然確認する必要があります。ドライブレコーダーの確認で双方の言い分の食い違いが解決することもあります。

また、交通事故が発生した場合には殆どの場合、事故直後に事故現場で警察官が事故当事者から事故状況について確認をする実況見分というものを行い、当事者からの聴き取った内容を基に事故状況について図面を使ってまとめた書類(実況見分調書といいます。)を作成していますので、実況見分調書を取り寄せて確認します。

ただ、実際には実況見分調書の図面だけではよくわからないこともよくあります。また事故現場をグーグルアースで見ることができても、実際に現場に行かないとわからないことも多々あります。過失割合が争いになる場合には現場に実際に足を運んで自分の目で見ることがとても大切です。そして、現場を確認するには、例えば、夜間の事故であれば夜の現場を見るというように事故当時とできるだけ似た状況で確認するといったことが重要です。

解決事例

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